passe-partoutとは何でしょう。またどういった役割があるのでしょう。

フランス語でpasse-partoutとはマット紙のことを指します。額縁と作品の間に位置するマット紙。作品の周りにスペースを与えることで作品をより目立たせることができます。

マット紙の役割とは、作品の保存に役立つこと、そして作品を魅力的にみせることです。

ではどのように作品の保存に役立つのでしょう。

額装する際に作品とガラスの間にマット紙を挟むことで、作品がガラスと直接触れることを防ぎます。また、例えば版画などの作品は接する紙が酸性だと月日が経つと変色する場合がありますが、正しい素材のマット紙を使用することでこれを防ぐことができます。

そしてマット紙を装飾することで作品の魅力をさらに引き出すことができます。数ある技法をどのように用いてマット紙を装飾し、作品をより魅力的にみせるかを考え仕上げていきます。

額装とはそもそも作品の保存を一番の目的とし、そして作品をより魅力的にみせる為のものです。マット紙はこの2つの役割を果たします。

マット紙はシンプルなものから複雑なものまで様々ですが、このような役割があるのです。

マット紙例

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